ハイキング
ダイチが正社員となって2ヶ月経ちました。
するとタケルが大変なことを思い出しました。
タケル『あか〜ん、ニコニコ岩さんにダイチのことを紹介し忘れとるで』
ニコニコ岩さんとは玉野市の王子が岳に住む玉野市の守護神ともいうべきお方です。
急いでダイチを連れて王子が岳に向かいます。
ニコニコ岩さんの住む王子が岳にはJR宇野駅から車で20で到着です。
王子が岳第一駐車場に到着したタケルとダイチ。
タケル『右下の場所にニコニコ岩さんが住んどるんやで』
ダイチ『ニコニコ岩さんまでハイキングですね』
ニコニコ岩さんに向けて出発です。
タケル『ダイチ、おでについて来るんやで』
ダイチ『迷子にならないようにしっかりついていきます』
しばらく歩くと瀬戸内海が見えてきました。
ダイチ『王子が岳から見る瀬戸内海は最高ですね』
タケル『この先に行けばもっとキレイに見ることが出来るんやで』
実はここからすでにニコニコ岩さんが見えていますが、ダイチにはまだ秘密です。
タケル『みんなはニコニコ岩さんがどこにおるかわかるかな?』
ふと空を見上げるタケル。
するとパラグライダーで空を飛ぶ人を発見しました。
タケル『おでもいつかお空を飛んでみたいで』
ニコニコ岩さん
今日の目的はニコニコ岩さんへのご挨拶です。
タケルとダイチは先を急ぎます。
ダイチ『タケル先輩、ニコニコ岩さんは右の道ですね』
タケル『ここから少し道が険しくなるで』
タケルとダイチは山道を進んで行きます。
ダイチ『タケル先輩、この道はトレーニングにもなりますね』
タケル『あと少しでニコニコ岩さんに到着やで』
森を抜けると満面の笑みのニコニコ岩さんの登場です。
ダイチ『あの方がニコニコ岩さんですか?』
タケル『そうやで、ニッコニコやろ』
ごあいさつ
ニコニコ岩さんに到着したタケルとダイチ。
ダイチ『本当にニッコニコですね』
タケル『この場所からみんなを見守ってくれとるんや』
タケルはニコニコ岩さんにダイチを紹介します。
タケル『ニコニコ岩さん、今日は新人のダイチを紹介しにやってきました』
ダイチ『新人のダイチです、おいらタケル先輩を目標に頑張ります』
ニコニコ岩さんにダイチの紹介も出来たので一緒に写真を撮ります。
ダイチ『ニコニコ岩さんは写真写りも最高ですね』
タケル『おではキリッとした顔が得意や』
ニコニコ岩さんは毎日、王子が岳から瀬戸内海の安全を見守ってくれます。
ダイチ『王子が岳には素敵な笑顔と最高の絶景がありますね』
タケル『この景色をみると気分も晴れ晴れや』
王子が岳の主
気分が高まったダイチは突然、ロッククライミングを始めてしまいました。
ダイチ『タケル先輩、おいらロックなカピバラになれそうです』
タケル『ダイチ、ロックなカピバラはええから大至急降りてくるんや』
なんとか興奮が冷めたダイチ。
駐車場に戻ってくるとそこにはニコニコ岩さんと並ぶ王子が岳の主が気持ちよさそうに寝ていました。
ダイチ『こんなに近づいてもピクリとも動きませんね』
タケル『これがこの山の主の余裕というやつやな』
ニコニコ岩さんと王子が岳の主にあいさつを済ませたタケルとダイチ。
きっとニコニコ岩さんもタケルとダイチを温かく優しい笑顔で見守ってくれるはずです。
次回は日生町タマちゃん編を予定しています。
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